狗万app足彩,狗万滚球感染症のワクチン追加接種期にもネット情報がワクチンへの信念を強め、接種行動に影響した
狗万app足彩,狗万滚球感染症(COVID-19)ワクチン普及後の追加接種期においても、接種プログラム初期と同様に、インターネット上の情報がワクチンの接種意図に影響を与えること、接種意図の高まりがその後の情報収集を方向づける「循環的影響」を生じさせることを明らかにしました。
狗万app足彩,狗万滚球感染症(COVID-19)のワクチン接種プログラムは、日本では2021年に2回接種を基本として始まり、急速に普及しました。その後、変異株の拡大などに伴い、ブースター接種(追加接種)が推奨されました。しかし、それまでに接種を経験した人々が、どのような情報から影響を受け、ブースター接種に対する意図を形成していたのかは十分に明らかになっていませんでした。
本研究では、25~64歳の日本の成人594人を対象に、64歳以下の一般成人にブースター接種の機会提供が始まった2022年2月とその4カ月後の2回にわたり調査を実施し、インターネット情報と接種意図との関係を分析しました。ワクチンに関するネット情報は、以前の研究結果を踏まえ、①効果や副作用を含む専門的な情報、②自分がいつどこで接種できるかという具体的な情報、③国内外での普及状況に関する情報、の三つに分類して分析しました。
その結果、「具体的な接種可能性の情報」に触れることは、自信(自己効力感)や利益の認識を高め、接種意図を強める効果がありました。一方で「専門的な情報」に触れることは、利益の認識を下げ、接種意図を弱める傾向が見られました。さらに重要なのは、接種意図が高まると、その後の情報収集にも影響し、その情報がまた信念や態度を形づくるという「循環的影響」が確認された点です。これらは,ワクチンプログラム開始時期同様の結果となりました。
この研究は、ワクチン普及後の時期においても、インターネット情報と接種意図は、相互に影響しあいながら強まっていくプロセスが存在することを実証的に示しました。この結果は、今後の感染症流行時に、どのような情報発信が行動に影響するかを考えるうえで重要な知見となります。
PDF資料
プレスリリース研究代表者
狗万app足彩,狗万滚球人間系藤 桂 准教授
井上 左奈恵 カウンセリング科学学位プログラム(博士後期課程)2年次
掲載論文
- 【題名】
-
The mutual cyclical influence of internet information and vaccination intention on post-dissemination vaccination: A longitudinal study during the availability period of COVID-19 booster shots
(インターネット情報とワクチン接種意図の相互循環的影響 ―COVID-19ワクチンブースター接種可能時期における縦断研究―) - 【掲載誌】
- Vaccine
- 【DOI】
- 10.1016/j.vaccine.2025.127741
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